ITエンジニアとしてのキャリアを広げるために、グローバルで評価されるベンダーニュートラル資格「CompTIA(A+ / Network+ / Security+)」は有力な選択肢です。特に開発経験があるエンジニアが、インフラやセキュリティ分野に専門性を拡張したい場合に効果的。この記事では、それぞれの資格の特徴や活かし方をわかりやすく解説します。
CompTIA資格とは
CompTIA(Computing Technology Industry Association)は、アメリカを拠点とする国際的なIT業界団体で、ベンダーに依存しない技術認定資格を提供しています。
A+、Network+、Security+は特に基礎から中級レベルのITエンジニアに向けて広く活用されており、世界で認知度が高いのが特徴です。
ベンダーニュートラル資格の強み
多くのIT資格はベンダー製品に特化していますが、CompTIA資格は製品依存がなく、基礎知識を体系的に身につけられる点が強みです。
SESで客先常駐するエンジニアにとっても、環境が変わっても通用する知識として高い評価を受けています。
A+:IT基礎を網羅する資格
A+はPCハードウェア、OS、トラブルシューティングなど、エンジニアとしての基礎を体系的に学べる資格です。
学習範囲の例
- ハードウェア構成(CPU、メモリ、ストレージ)
- OSのインストール・設定
- ネットワーク接続やプリンタ設定
- セキュリティの初歩的概念
開発経験者にとってのメリット
アプリケーション開発をしていても、実際に動作するPCやネットワークの基盤知識があると、障害解析や運用チームとの連携がスムーズになります。
Network+:ネットワークの基本設計力を磨く
Network+は、ネットワークの仕組みや運用に関する国際的な標準知識を習得できる資格です。
学習範囲の例
- TCP/IPやOSI参照モデル
- LAN/WANの設計・構成
- ネットワーク機器の役割(ルータ、スイッチ、ファイアウォール)
- 障害診断の手法
活用シーン
開発エンジニアがクラウドやWebアプリ開発に携わる場合、ネットワーク知識は必須です。
例えば、レスポンス遅延の原因をネットワーク層まで視野に入れて解析できれば、プロジェクト内での評価も上がります。
Security+:セキュリティの標準を身につける
Security+は、国際的に評価の高いセキュリティ入門資格です。米国防総省(DoD)でも採用されるほどの信頼性があります。
学習範囲の例
- 暗号化技術とPKI
- 認証・アクセス制御
- ネットワークセキュリティ(IDS/IPS、VPNなど)
- インシデント対応
キャリアの広がり
近年のSES案件ではセキュリティ要件が高まっており、アプリケーション開発の現場でもセキュアコーディングや脆弱性診断が求められます。
Security+を学んでおくと、セキュリティエンジニアやSREへのキャリア展開がしやすくなります。
CompTIA資格の学習方法と対策
学習のステップ
- 公式テキストやUdemyなどのオンライン教材で基礎学習
- 模擬試験で問題形式に慣れる
- 実機演習(仮想環境や自宅ラボ構築)で知識を定着
具体例:自宅ラボでの学習
- A+:古いPCを使ってOSを再インストール
- Network+:VirtualBoxやVMwareで仮想ネットワーク構築
- Security+:OWASPのツールで脆弱性テスト
図解イメージ:
「A+ → ハード・OS → Network+ → 通信・構築 → Security+ → 保護」
という階層図で、資格が積み重なっていくイメージを持つと理解しやすいです。
SES案件におけるCompTIA資格の価値
SESエンジニアとして案件を選ぶ際、CompTIA資格があると以下のようなメリットがあります。
- 客先面談での評価アップ(「体系的に学んでいる人」と見られる)
- インフラやセキュリティ案件にも対応できる
- 開発+基盤の知識を兼ね備えた「フルスタック寄り」の人材として活躍可能
まとめ
CompTIAのA+ / Network+ / Security+は、それぞれ「基盤知識 → ネットワーク → セキュリティ」へとステップアップできる構成になっており、開発経験者がキャリアを広げるうえで大きな武器になります。
SES案件においても即戦力性を高められるため、転職市場での競争力向上にも直結します。
結論:開発経験をベースに、CompTIA資格を取得すれば「インフラ・セキュリティも理解できる開発者」として強みを発揮できます。




