ネットワークエンジニアを目指すなら必ず耳にするのが「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」。Cisco社が提供する国際的な認定資格で、基礎から実践レベルまで幅広いネットワーク技術を証明できる資格です。特にSES企業やITインフラを扱う現場では評価が高く、キャリアアップの第一歩として多くのエンジニアが取得を目指しています。
CCNAとは
CCNAは、Cisco Systems社が提供するネットワーク技術に関する認定資格の一つで、ネットワークの設計・構築・運用・トラブルシューティングに必要な知識を証明します。取得することで、スイッチやルータの設定、TCP/IP、セキュリティ、クラウド、オートメーションなど、幅広い分野の基礎知識を持っていることをアピールできます。
CCNAで身につくスキル
CCNAを通じて習得できるスキルは以下のように多岐にわたります。
- ネットワーク基礎(IPアドレス、サブネット、OSI参照モデル)
- Cisco機器の設定(ルータ、スイッチ)
- LAN/WANの構築と運用
- セキュリティの基本対策(アクセス制御リスト、VPNなど)
- 自動化とプログラマビリティの基礎
これらのスキルは現場で即戦力として活かせる内容ばかりで、インフラ系SES案件や大規模なネットワークプロジェクトで特に重宝されます。
CCNAの試験概要
現在のCCNA試験(200-301)は、従来の複数トラック(Routing & Switching、Security、Wirelessなど)を統合し、幅広い分野を一度に学べる形式に刷新されました。試験は120分、問題数はおよそ100問前後で、シナリオ問題やシミュレーション問題も含まれています。
出題範囲の例
- ネットワーク基礎(20%)
- ネットワークアクセス(20%)
- IPコネクティビティ(25%)
- IPサービス(10%)
- セキュリティ基礎(15%)
- 自動化とプログラマビリティ(10%)
CCNAがキャリアに与える効果
CCNAを取得すると、ネットワークエンジニアとしての基盤が整うため、SES企業における案件参画の幅が広がります。例えば「Cisco機器の運用保守」「拠点間VPN構築」「クラウド環境との接続設計」などの案件でアサインされやすくなります。また、資格手当を設ける企業も多く、給与面でもプラス効果が期待できます。
取得におすすめの人材像
以下のような方に特にCCNAは有効です。
- 既にインフラエンジニアとして経験を積んでおり、ネットワーク領域に強みを伸ばしたい方
- Cisco機器を扱うプロジェクトに参画予定の方
- 将来的にCCNPやCCIEといった上位資格を目指したい方
学習方法と勉強のポイント
効率的に学習するためには以下の方法がおすすめです。
- 参考書・問題集:市販のCCNA対策本で基礎を固める
- オンライン講座:UdemyやPing-tなどの模擬試験サイトを活用
- 実機演習:Cisco Packet TracerやGNS3を使って設定を実際に体験
図解やシミュレーションツールを使うことで理解が深まり、試験本番でも落ち着いて対応できる力が身につきます。
将来へのステップアップ
CCNA取得後は、より高度なCisco資格である「CCNP」や、セキュリティ・クラウド・無線分野の専門認定資格へと進むことができます。キャリアの初期段階でCCNAを取得しておくと、インフラエンジニアとしての市場価値を一気に高めることが可能です。
まとめ
CCNAはネットワークエンジニアにとっての登竜門であり、特に開発経験のあるITエンジニアがインフラ領域にキャリアチェンジ・スキル拡張する際に有効です。SES企業でも高い需要があるため、取得することで案件参画の幅が広がり、収入アップにも直結します。今後のキャリアを見据えて、早めに挑戦してみる価値がある資格といえるでしょう。




